境港総合技術高等学校の皆さんが職業体験に来てくれました!
2021年9月1日(水)〜3日(金)境港総合技術高等学校水産学科海洋科の3年生3名、9月6日(月)〜8日(水)に同校2年生2名が職業体験に来てくれました。今回は、生徒の皆さんがキジハタの養殖について一生懸命学習している様子をお届けします!
9月に行われた職業体験は、授業の一環として行われるものではなく、スーパー農林水産業士を取得したい高校生が参加してくれました。スーパー農林水産業士とは、鳥取県内で農林水産業を学ぶ高校生を対象として、平成29年度から始まった鳥取県独自の技術承認制度です。
スーパー農林水産業士の認定を受けるためには、実践的な知識・技術の習得はもちろんですが、レポートの提出や講習、職場体験への参加などの基準を満たさなければいけません。弊社は3年前から鳥取の農林水産業を担っていく人材を育成するこの制度に参加しています。
今回の職業体験では、以下の項目を体験していただきました。
- 水槽の水温測定(約25℃程度)
- フィルター等の掃除
- エサやり
- 神経締め
- 魚の選別作業(3年生のみ)
- 養殖のデータを見ながらの座学
弊社が力を入れているキジハタの養殖を生徒の皆さんに体験していただくことで、養殖業の難しさや具体的にどのようなことに注意して行なっているのかを学んでいただきました。「養殖に興味があったので、楽しみにしていた」という声も聞かれ、真剣な眼差しで作業を行っていた姿が印象的でした。
こちらはエサやりの様子です。エサやりは一見簡単そうに見えますが、大きな魚ばかりがエサを食べていることもあるので注意しなければいけません。エサやりの頻度についても毎日エサを与えるのではなく、あえて与えない日を設けるなどの教科書には載っていない、現場ならではの実践的な内容も学んでいただけたと思います。
スーパー農林水産業士の認定を受けるために必要な職業体験に、学びの場を提供することで未来ある若者と直接話ができることは、弊社としても喜ばしい限りです。よりよい体験をしてもらうことができるように、これからも技術の向上に努めてまいります。
スーパー農林水産業士技術認証制度とは
県内で農林水産業を学ぶ高校生を対象に、実践的な知識・技術の習得等により、一定の基準を満たした生徒を「スーパー農林水産業士」として認定する、平成29年度から開始した本県独自の技術認証制度で、県内の農林水産業への就業・進学を支援することにより、将来の本県農林水産業を支える人材を育成します。
引用元:鳥取県
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