境港総合技術高等学校の生徒さんが職業体験に来てくれました!

2022年8月22日(月)~24日(水)に境港総合技術高等学校 水産学科 海洋科の3年生2名、2年生1名の生徒さんが潮見ウェストバイオマス工場内の陸上養殖場に養殖漁業体験にいらっしゃいました。

この職業体験は、昨年同様に行われた「スーパー農林水産業士」の認定に係る実習の1つです。


スーパー農林水産業士とは


スーパー農林水産業士とは、平成29年からスタートした、鳥取県独自の農林水産業に関わる技術認定制度のことです。農林水産業を学ぶ高校生を対象としており、生徒は実践的な知識・技術を2年間に渡って実際の現場で学び、修得することで認定されます。

詳細については、こちらをご覧ください。

職業体験の様子

水槽内の温度と酸素量の計測作業

職業体験は、水槽の温度と酸素の量を計る作業からスタートしました。
昨年この体験に参加した経験のある3年生の協力もあり、生徒さんは慣れた手つきで水槽の環境を記録することができました。

清掃作業

つづいて、水槽と浄化槽の清掃を行いました。キジハタを養殖する水槽では、沈殿槽、集水槽、泡沫分離槽、減過槽、のそれぞれの段階で汚れが集まります。集水槽に付けているネットを水洗いしたり、ネットでは取り切れない底に溜まった細かい汚れを手持ち用の網ですくったりして水槽を綺麗にしました。この日は休み明けで汚れがいつもより溜まっている様子でしたが、3人で手際よく作業を進めることができました。

餌やり作業

つづいてキジハタへの餌やりを行いました。養殖場にいる魚は日によって餌を食べる量に変化があるため、餌やりはその日の魚の体調はどうか観察する役割もあります。生徒さんはなるべく平等にいきわたるよう餌をやりつつ、魚の食事の様子をしっかり観察することができました。

餌は栄養価の高いもの選ぶようにしており、1袋およそ8,000円~10,000円の費用がかかります。魚の大きさによって餌の大きさも調節されており、大きくて強い魚と小さくて弱い魚どちらにも均等に食事がいきわたるように餌を与えることを普段から意識しています。

今後もサポートして参ります!

今回養殖漁業体験に参加された生徒さんは将来、「水産関連の仕事」や「養殖をする仕事」に就くことを目指されているそうです。今回の職業体験を通して、将来水産業で働くことへのイメージを膨らませていただけていたら嬉しいです。

今後も地元で水産業について学ぶ生徒さんたちをサポートしていきたいと思います。

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